ドゥーシーヴォーとか言うみたい

またまた東京出張に行ったら、変わった車が有った。
ひとめ見たら他車と間違うはずも無い。シトロエン2CVだ。
2CVはフランス発音で「ドゥーシーヴォー」と読むと・・・はるか昔に聞いたような?



「うーん、きっとあの男のクルマだな」

予想は的中した。

彼:「いや〜一度乗ってみたくてね。周りで乗っている人がいれば良かったんだけど、居なかったので」
オレ:「で、買っちゃったんですか?」
彼:「程度が良いんですよ。まだ1万キロも走っていない。」
オレ:「まじっすか!?」

本当に程度が良いと感じた。
サビも少なくて各部がシッカリしていました。

しかしよく見ると・・・年代というか、時代というか、次元が違うというか・・・?
工業製品としてはすんごい原始的な作りなんだけど・・・ドアノブとかミラーとか跳ね上げ式のサイドウインドウとか細かな部分の造形が魅力的。
全体を見ればフォルムも美しい。
曲面ガラスなんて1枚も使っていないのにね。
さすがフランス人!と感じました。

 

室内には変なシフトノブが!
左右に倒したり押し込んだり引っ張ったりしながらシフトチェンジする。


知らない人にはちょっと理解し難いだろう。

下の画像のほぼ中央にあり、下からにょっきり伸びた黒い棒がミッションから生えているシフトレバー。
これは普通のフロアシフトの車と同じように動く。
 

それを室内から操作するために、L字型の棒が繋がっている。
先ほどのシフトノブを倒すと左右に、押し込んだり引いたりすると前後に動くでしょ?
それで操作するんですよ。すげー発想。

ワイパーが凄く小さい!親指の先から小指の先までが22cmなので、25cmぐらいかな?
昔はこれが普通だったのか?


今回も運転させていただいた。

空冷水平対抗600cc+4速MTの実用車なので、ギアはワイドな設定になっている。
巡航時はトコトコとのんびり走る感じだが、加速時は必然的にブン回すコトになる。
加速時と巡航時の気持ちの切り替えが肝心である(笑)
この辺りはローパワーエンジンとギアの枚数が少ないミッションの組み合わせによる、旧車によくあるテイストですね。

乗り心地は2CV名物のハンモックシートのおかげか、安っぽい作りのクルマとは思えない乗り心地だ。
ちょっと速度を上げてカーブを曲がると最初はひっくり返るんじゃないかと思うんだけど、実はそうでもない。

ステアの当て始めはフラッとするのだけど、車体がロールするとシッカリとしたヨーが発生し、意外と気持ちよく曲がるのだ。
決して限界は高くないのだろうけど、スピード感は抜群なので安全なのかもしれない(笑)

ちなみにタイヤはこんなに細い。


天気の良い日だったのだけど、キャンパストップを全開にして走ると凄く気持ちいい。
頑張っても90km/hぐらいしか出ないクルマなんだけど、これはこれでいい。

現代でも田舎の納屋に住まわせて、昔ながらの狭い集落を走り回るアシに良いんじゃないだろうか?

そう考えていたら日本の軽トラと似ているのかな?・・・と思いました。

終わり